Ruby on railsのご利用方法

下記環境でのRuby on railsの使用例です。
※ RubyやRuby on railsについての技術サポートは行っておりません。
開発方法については各種専門書籍やウェブサイトなどをご参照下さい。

UNIXアカウント名ex1200
ドメインexample.que.jp
ホームディレクトリ/home/22/ex1200/
コンテンツディレクトリ/home/22/ex1200/example.que.ne.jp
アプリケーションを設置するディレクトリ/home/22/ex1200/rails_sample
WebでアクセスするURLhttp://example.que.ne.jp/rails/
シェル/ターミナルの文字コードUTF-8(ja_JP.UTF-8)

テキストエディタで作業する場面が何か所がありますが、ここではviを使用します。

  1. 環境変数RB_USER_INSTALLをtrueに設定して下さい。
    sh/bashの例
    [ex1200@exp ~]$ export RB_USER_INSTALL=true
    
    cshの例)
    ex1200@que% setenv RB_USER_INSTALL true
  2. ホームディレクトリにアプリケーションの設置ディレクトリを作成して、初期化します。
    ex1200@que% mkdir rails_sample
    ex1200@que% cd rails_sample
    ex1200@que% bundle init
  3. 同ディレクトリ内にGemfileが作成されるので、テキストエディタで編集してコメントアウトを外します。
    ex1200@que% vi Gemfile
      下記のコメントアウトを外します。
      # gem "rails"
         ↓
      gem "rails"
  4. ライブラリをインストールします。
    ex1200@que% bundle install --path vendor/bundle
  5. スケルトンを作成します。途中Gemfileの上書きについて確認されるのでYを選びます。
    ex1200@que% bundle exec rails new .
           exist
          create  README.rdoc
          create  Rakefile
          create  config.ru
          create  .gitignore
        conflict  Gemfile
    Overwrite /home/22/ex1200/rails_sample/Gemfile? (enter "h" for help) [Ynaqdh] Y
  6. コントローラを作成します。
    ex1200@que% bundle exec rails generate controller Sample index
  7. development.rbをテキストエディタで編集しホストを追加して下さい。
    ex1200@que% vi config/environments/development.rb
      Rails.application.configure do
       config.hosts << "example.que.ne.jp" ← この1行を追加する
    • ホスト名はお客様のホスト名に適宜読み替えて書き換えて下さい
    • この設定が無いと「Blocked host」というエラーが発生しページが表示されませんのでご注意下さい。
  8. コンテンツディレクトリに移動し、publicディレクトリへのシンボリックリンクを張ります。
    ex1200@que% cd /home/22/ex1200/example.que.jp
    ex1200@que% ln -s /home/22/ex1200/rails_sample/public rails
  9. ホームディレクトリに.passenger.cfというファイルを作成して次のような内容を記述して下さい。
    • 1分間隔で.passenger.cfのチェックが行われ、サーバ上の設定ファイルに設定が反映されます。~設定から1分以上経過後にアクセスしてご確認下さい。
       [URL http://example.que.ne.jp/rails]
         PassengerAppEnv development
  10. 以上で初期設定は完了です。ウェブから次のアドレスにアクセスすると初期ページが表示されます。
    http://example.que.ne.jp/rails/
    またアプリケーションのインデックスページのアドレスは下記となります。
    http://example.que.ne.jp/rails/sample/index
    
    ※ 初期ページのAbout your application’s environmentが表示されない場合は
       config/routes.rbを編集して次の1行を加えて下さい。
         get '/info/properties' => "rails/info#properties"
  11. この後はアプリケーションの開発等をご自由に行って下さい。

PassengerBaseURI(RailsBaseURI)などの設定について

Passengerのバージョンアップにより、PassengerBaseURI(RailsBaseURI)などのパラメータが.htaccessで設定できなくなりました。
このため次のような手順で設定して頂きますようお願いいたします。

  1. 次のような設定例を仮定します。
    • 環境
      UNIXアカウント名ex1200
      ドメインexample.que.jp
      ホームディレクトリ/home/22/ex1200/
      コンテンツディレクトリ/home/22/ex1200/example.que.ne.jp
      アプリケーションを設置するディレクトリ/home/22/ex1200/rails_sample
      WebでアクセスするURLhttp://example.que.ne.jp/rails/
    • 従来.htaccessで設定していた内容
      RailsBaseURI /rails
      RailsEnv development
  2. ホームディレクトリに.passenger.cfというファイルを作成して次のような内容を記述して下さい。
     [URL http://example.que.ne.jp/rails]
       PassengerAppEnv development
  3. 1分間隔で.passenger.cfのチェックが行われ、サーバ上の設定ファイルに設定が反映されます。~設定から1分以上経過後にアクセスしてご確認下さい。