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webalizerによるログの処理

webalizerの特徴
  • グラフィカルなweb画面でサイトへのアクセスが統計処理可能
  • 月ごとの転送量等のグラフと、より詳細な日ごとのグラフが表示可能
  • 逆引きされていないクライアントのIPアドレスを逆引きしてホスト名に変換処理することができる
ログファイル
ログファイルはホームディレクトリの
logs ディレクトリに「access.log」という名前で記録されます。これは毎日午前5時にローテーションされ、
  access.log → access.log.0
のようにリネームされます。そして新しくaccess.logが作成されはじめます。
これは7日分保管されますので

access.log     ← 現在のアクティブなログ

access.log.0   ← 前日のログ
access.log.1.zip  ←  2日前のログ
~以下省略~

のようになります。
access.logを統計処理すれば良いように思いますが、access.logは統計処理を行っている最中でも新たなログが書き込まれていくため、完
全ではありません。
access.log.0 を統計対象とすることで前日分のログを完全に処理することができ
ます。

webalizerの設定ファイル

webalizerでログを処理する場合の設定ファイルの例を示します。

 (漢字のコメントは誤動作を引き起こしますので、実際には削除してください)
LogFile      /home/myname/logs/access.log.0   # access.logのパスを指定
LogType clf  # ログタイプはこのまま
OutputDir /home/myname/www.example.com/usage # ログを置くディレクトリを指定
# ↑
# http://www.example.com/usage/ でアクセスする例

Incremental yes  # これは重要
ReportTitle Usage Statistics for myhost  # タイトル
HostName www.example.com  # サーバ名を書く

# 以下通常は変更しなくとも大丈夫です
PageType htm*
PageType shtml
PageType cgi
#PageType phtml
PageType php
#PageType pl
#PageType gif
#PageType png
#PageType zip

DNSCache dns_cache.db 
DNSChildren 0

TopKSites 20  # 転送量のトップ20サイトを表示する
TopKURLs 20  # 転送量のトップ20URLを表示する
TopSites 50  # アクセス数トップ50サイトを表示する

# 以下通常は変更しなくとも大丈夫です
SearchEngine yahoo.com p=
SearchEngine altavista.com q=
SearchEngine google.com q=
SearchEngine eureka.com q=
SearchEngine lycos.com query=
SearchEngine hotbot.com MT=
SearchEngine msn.com MT=
SearchEngine infoseek.com qt=
SearchEngine webcrawler searchText=
SearchEngine excite search=
SearchEngine netscape.com search=
SearchEngine mamma.com query=
SearchEngine alltheweb.com query=
SearchEngine northernlight.com qr=

# 以下で指定したファイルを統計に表示しません
HideURL *.gif
HideURL *.GIF
HideURL *.jpg
HideURL *.JPG
HideURL *.png
HideURL *.PNG
HideURL *.ra

# 以下で指定したクライアントからのアクセスを表示しません
HideSite ppp01.inetd.co.jp

# 以下 Ignore??? で指定したものを統計数に加えません
IgnoreSite localhost
IgnoreSite *.inetd.co.jp
IgnoreSite *.ppp.inetd.co.jp
#IgnoreAgent inetd/1.0

IgnoreURL /usage/*  # webalizerへのアクセスを統計に加えない

上記内容を webalizer.conf
として保存して適当なディレクトリに置いてください。なおftpで設定ファイルを転送する場合は必ずテキストモード(ASCIIモード)で転送してくださ
い。

webalizerを実行する

webalizerでログを処理するためにはシェルから次のコマンドを実行します。

webalizer -c webalizer.conf

フルパスで指定する場合は次のように実行します。

/usr/local/bin/webalizer -c /home/myname/etc/webalizer.conf

-c で指定する webalizer.conf はwebalizer.confを置いたディレクトリを正確に指定してください。
webalizerはログのローテーション後に毎日1度実行してください。

webalizerで処理した結果を表示する

webブラウザでアクセスして結果を見ます。
上記設定例では http://www.example.com/usage/ にアクセスすることで表示されます。

webalizerの実行をcronに登録する

sshでログインしてシェルから次のように実行してwebalizerの実行を組み込みます(毎日朝7時に実行)。

> ( crontab -l ; echo ; echo ‘0 7 * * * /usr/local/bin/webalizer -c
/home/myname/etc/webalizer.conf’ ) | crontab –

登録されているかcrontab -l で確認します。

> crontab -l
0 7 * * * /usr/local/bin/webalizer -c /home/myname/etc/webalizer.conf

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※ webalizer/cronはサポート外ですのでご了承ください。
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